追悼:マイケル・ジャクソン

世界中に衝撃が走りましたね。
あの、金の力で未来まで生き続けるかもしれないと思われていたマイケルが永眠してしまいました。

一部では健康状態も危惧されていた矢先の死。

マイケルが描く白と永遠の生はまだ遥遠くにあったのかもしれない。

取りあえずはご苦労様を言いたい。

たった50年だったけど過酷な人生だったんであろう。

ジャクソン5として小さい頃からエンターテイメント界を生き抜き、スリラーの爆発的ヒットで大スターとなり、奇行を繰り返しながら今に至る。

彼の歌、ダンス、プロダクションやソングライティングには天才的なものがあった。
そこには常に我々を思う彼の姿があった。
まさにエンターテイメント。

S4Eコーナーのプリンスのところで、プリンスとマイケルを比較する文章を書いたけど、結局マイケルには小さい頃から植え付けられた、そして自分に染み付いたエンターテイメントというものが一番大切だったのかもしれない。

音楽家としてのマイケルを崇拝しすぎると不満や意見が出て来てしまうが、エンターテイメント、皆に音楽の良さを伝える伝道師、その大衆的入り口の人と考えると、彼ほど偉大な人はいなかったかもしれない。
エルビス→ビートルズ→マイケルという系譜がピッタリだと思う。

スリラー以降は自分でも制御出来ないほど、自分や自分を取り巻く環境などが大きくなりすぎたんであろう。
皆お金や名声という部分に引かれて集まってくる。
自分の本質を愛してくれた人たちはいったいどれぐらいいたのだろうか?

もしかしたらそれが子供たちだったのかもしれないけれど。

個人的にはもう少し音楽に没頭してほしかったけれど、それが叶わないぐらい歯車が狂ってしまっていたのかもしれない。

人は必ずこの世から消えてなくなる。
それが死というものだ。
しかし彼のたった50年という生涯は、あまりにも短すぎだ。

天国ではゆっくり好きな歌を歌って欲しい。
彼の声は天使の響きなのだから。

You are not alone.

あなたが歌ったその曲をあなた自身に捧げます。


ご冥福をお祈りします。


Kiyotaka “Calm” Fukagawa

calm