先日クルエルの大ボス滝見さんにいただいた「Crue-l Grand Orchestra “Candidate for Love” – Joe Claussell Remix」がもの凄く良かったので紹介します。
B4Eに来てくれた人、朝8時ぐらいにプレイした印象的な曲です。
ディープハウスシーンを根底から覆したJoe Claussellという男。
90年代は彼の為にあったかもしれないと言っても過言ではないだろう。
彼を中心に上質なラテン風味のディープハウスが一時代を築いた。
ブームというのはブームになるからこそ終息がとても早い。
Joeの作り出す音も昨今は一時期ほど騒がれなくなっていた。
個人的にもマンネリ化したサウンドプロダクションと少しモワッとしすぎる音作りに敬遠するようになっていたんだけど、ここ最近の彼はまた一皮剥けたプロダクションをするようになった。
決して飽きた頃のプロダクションが悪いわけではないんだけど、時代はテクノ〜エレクトロと変化し、巷ではしょうもないピアノハウスやらどうしようもないエレクトロが蔓延した世の中で、渋いディープハウスはどんどん埋もれていったような気がする。
確かに一時期の露出が多すぎたのかもしれない。
皆飽きっぽいのは仕方がないし、音楽雑誌やメディアは新しいものを追いかける傾向にある。
皆早く気づいて欲しい。
雑誌が取り上げるインタビューや記事の多くはお金で売り買いされていることを。
それは今流行っているとか良質な音楽というわけではなく、お金があるところが宣伝をしているということを。
それは音楽シーンに限ったことではないし、その中には良質なものを損得無しに取り上げている場合もある。
今の時代それを見分ける嗅覚が必要だと思う。
こんな情報過多の時代だからこそ、本物を見つけ出すのは簡単なようで簡単ではないのだから。
とにかくメディアに踊らされるな!
そしてメディアも我々を甘く見てはいけない。
雑誌が売れないのを時代のせいにするのもいいが、まず本当に納得いくものを作っているのか自分に問いかけて欲しい。
もう一度原点に帰ってみてはいかがでしょうか。
さてさて話がそれてしまいましたが、Joeは完全復活したと思います。
Mental Remedyや最近のリミックスワークは必聴。
相変わらず基本はJoeのプロダクションですが、最近は迷いがなく感じます。
それがストレートに伝わってくるから、こちらも気持ちよく聴けるのかもしれません。
特に今回紹介している「Crue-l Grand Orchestra “Candidate for Love” – Joe Claussell Remix」とMental Remedyの「The Sun, The Moon, Our Souls」は鳥肌ものです。
この時期特に肌身しみると思いますので、自分でもこれから日光輪廻祭や群馬のCampsなど野外で大活躍すると思います。
(勿論通常のクラブプレイでも大活躍ですね!)
「Crue-l Grand Orchestra “Candidate for Love” – Joe Claussell Remix」はこれから発売されますので是非手に入れてください。