特に深い理由もなくセンチメンタルな気分になるときってありますよね?
色んな小さな出来事、大きな出来事ありますが、記憶という引き出しには入りきらず、その隙間を漂うような物事。
人生数十年のうちに色々あるものです。
意外に人の心というのは、これら記憶に刷り込まれることがない何気ない出来事から色んな世界へ広がっていくのかもしれません。
リリース→リリースツアーと一段落し、勿論やらなければいけないこと沢山ありますが、人はアウトプットだけでは中身がなくなってしまいます。
じっと静かに次への行動への栄養を蓄える期間も必要。
端から見れば華やかな世界かもしれません。
確かにそういった部分もあります。
そして一部の人達はその中を謳歌しているかもしれません。
でも自分は違います。
アウトプットばかりでは空っぽになってしまいます。
華やかなスポットライトでさえときに不快に思ってしまいます。
まぁ言うほど華やかにスポットライトを浴びてるわけじゃないけど。
それでも外から見ればそう見えるときもあるでしょうね。
自分のアーティストネームでもある”Calm”というのはある意味自分にぴったりなのかもしれません。
ライブやDJなどときに”Calm”と直結しないように思われる瞬間もあるかもしれませんが、それも含めCalm。
しかし今みたく家でしっとりとセンチメンタルにときを過ごすときは自分の”Calm”が100パーセント出ていると思う。
金曜日にはまたDJが入っているけれども、それまでの2〜3日はゆったりと、心のインプットをしたいと思います。
こんな日は心に染み入る音楽を。
マサシ→ゆうたろう経由で教えてもらったWilliam Fitzsimmonsは今の気分に最高のアーティスト。
アコースティックな響きに心地よいエレクトロニクス、そして心染み入るヴォーカル。
William Fitzsimmons “The Sparrow and the Crow”
William Fitzsimmons “Goodnight”
どのアルバムも素晴らしく、心をギュっとつかまれる魂の歌声、Antony and the Johnsonsの新作
Antony and the Johnsons “Swanlights”
そしてまもなくSound for Everywhereコーナーに掲載予定の最高のセンチメンタルインストアルバム
Helios “Caesura”
なぜ一日は24時間しかないんだろう。
こういう音楽をずっと聴いていたい。
勿論ダンスミュージックだって、アグレッシブな音楽だって聴きたい。
24時間じゃ足りないよ。
でも今は音楽がストレートに心に入ってくる貴重な時期かも。
そういうときを大切にして。