最近のお仕事

どうもご無沙汰してます。

夏フェス等皆さん楽しんでますか?
残念ですが、今年はメタモへの出演はありません。
震災の影響が裏目裏目と出た結果みたいです。
とりあえずはメタモ成功を祈るです!

さて最近のリリースものを紹介しておきます。

まずは井出靖氏率いるグランドギャラリーの音源を使ったミックスコンピを作りました。
グランドギャラリーには色んなタイプの楽曲がありますが、今回は夏の夕暮れにピッタリなリラグゼーションミュージックを集めてみました。
自分で言うのもなんですが、これ以上にないほどブルージーで切なく、ゆったりと、更に心洗われる選曲〜流れ〜ミックスとなってます。
マスタリングも担当してます。

th_1011-calm
『SUNSET LOUNGE』Selected and Mixed by Calm
発売日 2011年8月3日      
品番 XQKF-1011
価格 2,300円(税込) 2,190円(税抜)

<収録曲>
01 Kenji Suzuki / Far Side of Recollections
02 Bent / As You Fall
03 Audio Arts Recordings / Forchilds
04 Calm / Daydreaming
05 Kenji, Gota & Negi / AM Dawn
06 Little Wings / Scuby
07 Na Mele O Keaka / Times Like These
08 Urban Blues Quartet / Magnolia
09 Tsuru Onishi / A Day in the Light
10 Tica / Room 105
11 Vision Questa / Rei-Ko-Jo
12 Chieko Kinbara / The Angels Song
13 NANASE / Let’s Get It on
14 Dr.Echo-Logic / Quiet Night



そしてこれは初の試みですが、純粋にマスタリングの仕事をしました。
マスタリングを本職とされている方々には大変申し訳ありませんが、自分の感覚と機材でチャレンジしてみました。

アーティストはあのフェラ・クティのアフロビートを支えた、この人なくしてあのサウンドは生まれなかっただろうという天才ドラマー、トニー・アレンのソロアルバム6作品です。

マスタリングというのは以前にも書いたかと思いますが、アーティストがスタジオで仕上げてきたステレオ音源をCDレベルの音量に上げてかつアーティストが表現している音を再現するという作業。
人によってはぐちゃぐちゃに変えてしまう人、躍動感も何もなくしてしまう人、ただ音量だけ突っ込んで、紙のようなぺちゃぺちゃのサウンドにしてしまう人など様々。
何故これをスタジオミックスの段階でやらないのか?
確かにそれにも一理ありますが、レコーディングされた多くの音を一つにまとめあげるミックスダウンエンジニアと、そのまとめあげられた音をCDレベルにするエンジニアとは聴く耳が実は大きく違っているのです。
中にはミックスもマスタリングもするエンジニアさんもいますが、それはケースバイケース、予算などの大人の事情なども含まれています。

さてそんな重要な作業を今回は受け持つことになりました。
しかもトニー・アレンという偉大なドラマーのアルバム。
40年近く前の古いアルバムから80年代のアルバムまで色んなタイプの音があったので、とにかくその楽曲、アルバムが今聴かれるべき音で聴こえるよう、ある種客観的に、自分のスキルを信じてマスタリングしました。

もし良かったらCDを聴いてみてください。

改めてマスタリングの重要性がわかってきました。

マスタリングスタジオ、エンジニアもピンキリなので、もしちゃんとした高額なマスタリングスタジオ(勿論最高の音に仕上げてくれるはずです)に頼める予算はないけれど、安かろう悪かろうなマスタリングをするくらいだったら是非Calmという選択肢を試してみてください。
ある意味アーティスト目線で、ある意味客観的に1リスナーとして、またあるときはDJとしての耳でマスタリングをやりますので。

ということでまずはトニー・アレンの作品を是非!

詳しくはウルトラヴァイヴのサイトをチェック!


最後にYMOのカバーアルバムに参加させてもらいました。
正確には坂本教授の曲なんですけど。
先方の指定で教授の「先のナイフ」という偉大な楽曲のカバーにチャレンジです。

既に諸々の媒体/CDショップの情報などでチェックできると思いますので、入魂の1曲を是非聴いてみてください!

calm