実家の空

久々に地元熊本でパーティーのため帰郷。
久々だから楽しみ。

さてせっかくなんで前乗りで実家へ。

前にも言ったかもしれないけど、九州新幹線が開通したから便利になったかとおもいきや、別ルートで線路開通したから、実家の駅への特急が減って逆に不便になったかも。

その話は置いといて、実家の駅から家までは徒歩約5分ほど。
だから毎回必ず歩いて家へと向かう。
もちろん今回も。

造船業が廃れてからは特に主だった産業もない、典型的な漁村、農村といってもいいくらいの町。
実家までは田んぼだらけ、自然だらけの大きな道を歩いて行くんだけど、これがまた意外に至福の時間なんですよ。

とにかくどこまでも広がる空。
視角の90パーセント以上が空。
東京の家はマンションの出口からは246と首都高、そして高層ビルに囲まれた鉄のジャングルだから、空なんて少ししか見えないのにね。

都会の便利さはないけれど、周り一杯の自然とネイチャーサウンド。ちょっと歩けば海。
なんとまあ贅沢な!

これが自分の原点。
もちろん都会には都会の素晴らしさがある。
確かに便利だもんね。

でも都会の一番の素晴らしさは、田舎へ、自然へ行ったときに心に感動と、我々人間がこの地球の中の一部、宇宙の一部であると気づかせてくれる、そういった逆説的な、ほんと無い物ねだり的な部分なのかもしれないね。

全ての人に共感してもらおうとは思っていません。
逆境から這い上がることで成長する人もいれば、素晴らしい環境が感性を磨いてくれる人だっているんだから。

自分はどんな人間なんだろうかを客観的に見れる人は素晴らしい。
大天才なんて限られた一部だろうから、自分を客観視してがむしゃらに努力して突っ走る。
まだまだそんな全力疾走を続けますよ。
たまにちょと休み休みかもしれないけど。


今回の実家への帰り道、本当に、いや改めて色んなことを気づかせて考えさせてくれました。
本当に素晴らしく感動的な空だったな。
写真ではなく、心のメモリーに記憶しておきました。
自分自身のためにね!

calm