関係ない人には全く関係ないレコード。
今やCDすら関係ない?って感じになってますが、レコードは相変わらずリリースされ続けています。
様々な情報で、レコードの生産が増えているとか工場が大変だとか言われてます。
確かに2年前よりかなりのリリースがあると思います。
それくらいレコードに情熱を注ぐ人たちがいまだに沢山いるってことですね。
(と言ってもマイノリティ中のマイノリティですが、、、)
最近の流行は12インチという形態と共に、昔ながらのアルバムという形態でのリリース。
クラブっぽい人たちは曲が長いので2枚組、3枚組とかになりますが、ポップス系やロック系の人たち、1曲3分とか4分くらいの人たちによる、片面5曲の1枚組LPってやつですね。
ちょっと前にリリースされたBeckのアルバムとか非常に良かったですね。
音質的に言えばもちろんきちんとカットされた12インチが最高だと思いますが、音楽をアルバムという形態で聴くとなると、こういった1枚組ってのは一度ひっくり返すだけなので良いですね。
しかも一度ひっくり返すという行為がまた面倒ですけど、ちょっとブレイクな感じで良いんじゃないかと。
まあそんな感じでリリース量も増えているんだと思います。
しかし何故か自分的にしっくりくる曲とか盤が少ないんですよね。
ちょっと前の、ただアナログにすればいいやってやつに比べたら、最近のリリースは音もしっかりしているし、曲も良いものが沢山あって、レコ屋で試聴して結構買うのですが、家で真剣に聴いているとあまりしっくりこないんです。
音楽ってのは不思議なもので、聴くときの体調とか気分、精神状態、聴く環境などで良く感じたりあまりピンとこなかったりしますよね。
もしかしたら全体的にピンとこない時期なのかもしれませんが、「感動する」って新譜があまりないのが残念です。
やっぱり究極を言えばDJツールとしてレコードを買いたくはないんですよね。
自分は音楽が好きで、その延長でDJをやったりしている訳で。
曲が良くないとか音が悪いとかは論外ですが、その両方を伴っていても、最終的な「感動する」「心の響く」というものが必要なのかなって思います。
BGMでは終わらせたくないんですよね。
自分の生き様、生きる証、生きる肥になって欲しいんです。
贅沢言い過ぎですかね?
まあそんな中でもこれは死ぬまで聴き続けるだろうなって新譜にも出会ったりします。
そのときは迷わず2枚買いです。
レコードは消耗品ですからね。
そして改めて過去の名盤を聴くと、そんなにポンポンと名盤がリリースされる訳はないよなって考えさせられます。
この2〜3ヶ月のリリースで名盤が沢山あったら大変なことになりますよ。
そう考えたら少しは気が楽になってきたような、そうでないような。
久々にレコード談義。
徒然なるままに、、、