いち早くハイレゾ配信に取り組んでいるOTOTYですが、今回もCalm『from my window』のハイレゾ音源をCD発売よりも2週間早く開始です。
ハイレゾとは何ぞや?という初心者の方に簡単に説明しておきます。
CDやmp3、ハイレゾなどデジタル音源(インターネット上の音も全てデジタル。今やテレビの音もデジタル)はレコード等のアナログ音源とは音の成り立ちが違います。
これを正確に説明しようとすると膨大な文章と解説が必要になりますので、例えで説明しますと、アナログは塗りつぶされた絵だと思ってください。
デジタルはある程度の距離で見るとアナログの塗りつぶされた絵と同じに見えます。
しかしどんどん近づいていけばその様子が変わってきます。
アナログの絵は近づいても絵の表面に変化はないですが、デジタルの絵は近づけば点(ドット)の集合体だとわかります。
このドットの集合体こそがデジタルを構成するもので、mp3は荒いドットなだけに遠くではOKですが、近づけばその荒さがすぐにわかります。
そのドットの密度の単位が16bitや24bit、44.1kや192k等々という単位で表されます。
ここは分かりやすくbitやkは縦の線の数、横の線の数だと思ってもらえたらいいです。
ドットだと言ったり線だと言ったりバラバラの説明のようですが、まあ面ではなくそういったものの集まりで絵や音が成り立っていると思ってください。
そこでCDは16bit、44.1kという密度の単位で、基本それよりも大きい単位のファイルのことをハイレゾとよんでいます。
mp3はまた方式が違いますが、CDの音をもっと間引いた感じです。
間引けば間引くほどデータとしては軽くなりますが、音はスカスカになっていきます。
それとは逆でCDのデータよりハイレゾのデータは重く大きくなり、通信には時間がかかってしまいます。
さて何を優先するか?
インターネットの世界では通信にストレスがないように、ギリギリの範囲の軽いファイルでやり取りされています。
必要に応じて大きさを変えていくのです。
しかし音楽の世界では軽さよりも、その音楽の音のクオリティを重要視することが多く、mp3よりはCD、CDよりはハイレゾの音源が好まれます。
そういった簡単な説明になりますが、要はCDよりも音のクオリティが高いデータがハイレゾと認識してください。
(ハイレゾだから良いというわけではないですが、理論的にはということだと思ってください)
今回はハイレゾのギリギリ、24bit、192kというデータでの配信となります。
CDよりも自分の作業の音に一番近い音だと思ってください。
ただしデータは重いし、それなりのサウンドシステム(DAコンバータ等)があった方がより威力を発揮するという部分もあります。
CDはCDの良さがあります。物としての価値、アートワーク表現など、ハイレゾには無い良さがあります。
どちらが良いとはここで決を採ることはできません。
どちらも音楽の表現方法の一つだと思ってください。
現代社会にはとても多くの情報と選択肢があります。
そんな中、自分に合ったものを選んでくださいね!
OTOTYにはインタビューをやっていただきました。
こちらも必見です!
http://ototoy.jp/feature/201507222
さああとはCD発売までもう一息。
最後のプロモーション頑張ります!
皆さんもあなたの大切な人にこっそり教えてあげてくださね!