20周年コンサート後記

無事20周年記念コンサートを終えることができました。
スタッフ、メンバー、皆さんに感謝しかありません。

MCのとき言葉を詰まらせてしまいましたが、とにかくこの約11ヶ月は本当に大変の連続でした。
こういった自分企画はあまり慣れていないので、多くの人に迷惑をかけました。
そして自分でも多くの苦労とストレスを抱えてしまいました。

だからと言って途中で放棄する訳にもいけません。
逃げ出す訳にもいけません。

目標があるから逃げ出さなかったのかもしれませんね。

自分は音楽以外のことについては基本ダメダメな人間です。
自分自身でケツを拭くこういった企画はなかなか難しいですね。
やはり適材適所があるのかもしれません。

しかしとにかく後戻りは出来ないし、チケットを買ってくれた人、地方からの参戦者、お店を休業してまで来てくれる人などなど、多くの期待と希望を感じながら立ち止まらず前に進むことをやり遂げるしかないと感じていました。

何度か下見に行って、本当にこの会場が埋まるのか、良い演奏を届けられるか心配しました。
ときにはネガティブになることもあったり、イライラしたり、落ち込んだりすることもありました。
そうこうしているうちにあっという間に1週間を切り、そして当日となりました。

フタを開けてみたら自分がポジティブに想像出来なかったくらいの人、礼儀正しい皆さんの態度に今までの全ての苦労を吸い取ってもらった感じです。

演奏はあっという間に終わりました。
始まってしまえば全く緊張などもせず、メンバーとの呼吸を楽しんでいました。
この一瞬を永遠に ーーー Make it last forever.

終わってから何か一言を言わなければ、、、あ、何も考えてなかった。
そしてこの準備1年の苦労を思い出したり、20年の月日の早さを感じたり、ライブ自体無事に終えられることへの嬉しさなど全ての感動で言葉にも詰まってしまいました。
いつもなんですが、MCというのは苦手です。
そうポンポン言葉が出てくるものではないですね。
これも適材適所なのかもしれません。

アンコールなど全く考えてなかったけど、お決まりのアンコールではなく、皆さんの心からの拍手でもう一度ステージに立ちました。
そのときの自分の心を文章にするのは難しいです。
このときやっと20年の重みを感じた瞬間だったかもしれません。



月日というのは勝手に過ぎ去っていくものです。
だから20年何もやらなくても20年。
しかし自分は一度も休むことなく走り続けました。
といってもこれは普通のことであり、偉そうに言うことではないですね。
何となくやり続けていたら20年経ちました、そんな感じです。
その間は真面目に音楽に向き合ってきました。
自分を自分以上に見せることはなく、等身大で、音楽には嘘はなく、全力を尽くす。
特に派手にフィーチャーされることもなく、それでも歩みは止めないでコツコツと前に進む。
自分に出来ることはこれからもきっと同じこと。
その中で少しずつですが成長していければいいですね。

20年いけたのだから、次は近い25周年を目指して。
そして一生現役で。

まだ自分には自分の音楽やスタイル、コンセプトを受け入れてくれる多くの人たちがいると確信しています。
そしてまたこれから出会うであろう多くの人たちがいると信じています。
時代は常に多くのセールスや大きな革新、大きな人気などが注目されがちですが、それ以外の素晴らしいものも沢山あります。
時代は常に変化しています。
そんな時代の潮流に流されず、しかしその行き先を見極めつつ、ときにはもがき苦しんで、ときには流れに乗ったりしながら、とにかく前に進み、向上していく。
自分の芯はぶれずにね!


たかだか20年、されど20年。
どう取ってもいいです。
10で区切る不思議の世界なだけですから。
と言いつつも、その区切りがあるからこそ多くを見つめる、考え直すタイミングを与えられているのかと思ってます。

自分に取っての20年はあくまでもこれからの為にあると信じています。
大器晩成、常に考えています。

色んなことを考えてますが、まずは20年の区切りの1大イベントが無事終えられたことに感謝です。


もう一度、支えてくれたメンバーやスタッフに感謝。
そして当日遠路はるばる足を運んでくれた人達に感謝。
更に当日都合でこれなかったけど、この20年応援してくれた人に感謝。
最後にこれからCalmと出会い応援してくれるであろう人達に感謝。



皆さんどうもありがとうございます!

これからもよろしくお願いします!


深川 “Calm” 清隆

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