OTHERWISE@札幌プレシャスホール

20年以上活動してきて、いろんな箱や人達と接してきた。
ときには立ち上げから共にしたり、あるときはクロージングに涙したことも。

現在クラブシーンは一時期のバブルは終わり、色んな意味で淘汰されています。
インターネットの普及により便利が全てを壊しているのか、それともクラブやDJバーそのものに魅力がなくなったのか?

フェスを始め野外イベントにはまだお客さんが集まっているけど、もしかしたらもうそのバブルも終わりつつ、ピークも過ぎてしまったかもしれません。

コアな音楽好き以外でビジネス的な部分は成り立っています。
皆飽きるのは早いですからね。

その中のコアなファンに現在のクラブ活動は支えられています。
皆必死にもう一度夢を見ようともがいています。
自分としてもそのお手伝いが出来たらいいですね。

そんな中常に挑戦し続けている箱、プレシャスホール。
いまだ少年の日のワクワクした気持ちやチャレンジをもキープし続けている貴重な箱であり人達です。

多くのというかほとんどの箱は、立ち上げのときにシステムを組み上げ、後はその機材の調子が悪くなるまではそのままだったり、機材リニューアルを数年後に行なうまではそのままだったり、、、
音響については立ち上げの瞬間がゴールだったりする場合が多いです。
常にバージョンアップをしているところはわずか。

一つとして同じ大きさや形、材質の箱はありません。
だからその箱の正解を探っていかなければいけないはずなんですけどね、、、

そんな世の中ですが、プレシャスホールと名付けられ25周年にも渡り活動する札幌の勇はいまだに進化し続けています。

25周年の節目に新しいチャレンジの第1弾として、昨年好評だった企画が今年も行なわれます!

通常は天井が高いプレシャス、少しコンパクトなFN(フィルモアノース)のスタイルですが、FNの機材を全てプレシャスに移動して、光悦→マークレビンソン→クリプシュホーンという美しい音響システムを楽しむ企画です。
その3日間の為だけに一度両方のシステムを分解して組上げるという、好きでなければ絶対やらない企画です。
普通のとこはその労力だけでもやらないでしょうね。
同じ階に2フロアという今の場所に移転したプレシャスだからやれるのか?いや普通はやらないですよね。
それでも音楽のマジックを体感したいが為にこの企画を打つプレシャスに、リスペクト以上のものを送りたいです。
いくつになっても少年の日の、あの夢中になり過ぎて時間を忘れてしまう、そんなことをやり続けられることに感動すら覚えます。
個人的にプライベートでも遊びに行くのはそんな箱だからなのかもしれません。

そんな貴重な3日間に選曲家として参加させていただきます。
しかも3日間全て。
3日間何となくのテーマがあり、詳しくはうちのスケジュールでのコメントを確認してください。
プレシャスの情熱に答えられるように、こちらも気合い入れて選曲したいと思います。

考えてみれば自分の音楽活動も情熱だけで続いています。
音楽家になることを夢見た小学生の気持ちをいまだ忘れずに。
歳は取ったけど、心は常にこの幼い日の情熱を忘れずに。

もうすぐ完成の新しいアルバムも同じような気持ちで作っています!

札幌近郊の方は是非3日とも足を運んでください!
遠方からの参加も是非!
あなたのあのときに気持ちが蘇ってくるかもしれません。


楽しみだ〜〜〜〜


Calm

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