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Egberto Gismontiのライブに行ってきました

昨日ベースの杉本さんからのメールで知ったんだけど、
大好きなEgberto Gismontiの来日公演に行ったらしい。
それが涙が出るほど素晴らしかったとのこと。
昨日と今日の2日間だけの来日らしいので早速調べたら、チケットはソールドアウト。当然だよね。
でもよく見ると当日券が若干出るらしいという情報を得て、発売1時間前に並んでみた。
するとオレのところで当日券も終了、ってたったの7人じゃないですか!?
後からわんさか来るんだけど、当日券終了ってことで皆寂しそうに帰っていってました。
後から来た人たち、すみません、その分楽しませてもらいます!
ってことで当日券購入後に入場。当日券用の即席パイプ椅子に座って観賞です。
前回来日したのが16年前らしく、最近はめっきり演奏活動をしてないらしい。
少し不安もあったけど、あの杉本さんが感動したぐらいだからな〜。
前半は得意のギターをプレイ。そうそう言い忘れたけど、たった一人で演奏するソロコンサートなんです。ブラジル人のソロコンサートはジョアン・ジルベルト以来だな〜。
得意のギターはブラジル風味も含め、転調からピッキングのバリエーションやタッピングの強弱など、情熱的なプレイでした。
15分間の休憩をはさみ、次は待ってました!のピアノ独奏!
あのキース・ジャレットが嫉妬したという彼のプレイを生で見れるとは!
彼のアルバムはほとんど好きなんだけど、特にピアノソロアルバムの『Alma』の美しさと無邪気さには圧倒されたくちだから、このあたりから個人的にヒートアップでした。
情熱的なギタ−プレイに比べると、もの凄く、それも子供のようにプレイを楽しんでいる姿が印象的でした。
特に変わった演出や飾り付けもなく、ただ淡々とプレイするのみ。そして1曲終わるごとに立って拍手に応える。
エンターテイメントに毒されることなく、ただ音楽を皆の心に伝える作業。
最もシンプルなライブ形態。
彼の楽曲と直接つながってくる演奏。
そして最後まで鳴り止まぬ拍手。
ライブとは何か、音楽とは何か、人生とは何か、、、そういったことを考えさせられました。
涙が出るほど素晴らしかったというのは嘘ではなかった!
本当に素晴らしかった!感動した!


今甲子園が熱い(暑い)ですよね。
スポーツははっきりと勝ち負けが付いてしまいます。勿論それだけではないのですが、まずは勝敗というもので順位なんかが決まってしまいます。
それに比べて音楽などはそういった順位など無い世界だと思ってますが、どうでしょう。
売り上げ枚数で順位が付くなんて、だからどうしたって世界ですね。それでもその売り上げで立場が決まってしまう大人の世界/事情ってのがあるんですね。
良い音楽/悪い音楽って線引きも難しいし、結局は自分が好きかどうかなんですよね。
他人が好きっていってるから好きとか、流行ってる(売れてる)から良い音楽だ、ってことでもないですしね。
そういった意味では、500人で一杯一杯だったホールを満杯にして、その全員をノックアウトして帰っていったEgberto Gismontiは最高のアーティストだと思います。

アルバム発売、まだバタバタしてまして、詳細アナウンスできませんが、もう少々お待ちください。
是非ライブもやりたいなって思ってます。こちらも決まったらすぐにこのコーナーでアナウンスしますので。

暑いですが、身体に気をつけて!クーラーにあたりすぎないように!

Egberto Gismonti 『Alma』
Alma自分が持っているブラジル盤とはジャケが違いますが、
内容は同じな、現在入手可能なECM盤のCDです。

calm

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