「カリブの熱い風」とタイトルに書いたものの、熱いのは今日の東京であって、彼らの演奏は爽やかな風を吹かせていた。
うちのベースの杉本さんに誘われて、有楽町で行われている『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』という音楽祭の一環として街頭演奏をおこなった、カリブ海はトリニダート・トバコのスティールパンオーケストラの「レネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ」を観に行ってきた。
国際フォーラムでもコンサートがあるらしいが、今日はフリーコンサートということもあり、ゴールデンウィークの中日の平日にも関わらず開演12時前に既に多くの聴衆。
所謂カリブ海のスティールパン音楽から音楽祭の趣旨でもあるショパンの曲までとにかく演奏の幅が広い。
こんなのただで見せていいの?と言いたくなるほどのクオリティー。
勿論優秀な人材を選び込んだエリート隊なんだろうけど、演奏のクオリティーから、楽しみながら演奏するという本来の音楽あるべき姿まで、とても楽しませてもらった。
こういったことってなかなか出来るものでもないですよ。
フリーなだけに出入り自由なんだけど、出入りはほとんどなくて、全ての聴衆を魅了してましたね。
スティールパンの独特の響きと、新たな感動でお腹いっぱいでした。
久々昼間の銀座有楽町なので、皆でランチ〜銀座熊本館と堪能して、友達のサワ君(Light YearsのPVを作ってくれた子)が国立新美術館でグループ展を3月からやっていて、GWで終わってしまうので、取りあえず急いで観にいくことに。
やっと行けたよと思っていたら、今日はなんと休館日!ショック!
それじゃ明日観に行こうと気持ちを切り替え、今日は人生初のミッドタウン観光。
いまだに表参道ヒルズにも行ってないのに、飛び級でミッドタウンでいいのか?と思いつつ、観光客精神丸出しで観光客にまぎれてぶらぶら。
しかしあまりの都会っぷりにお腹一杯。
このパワーはある意味凄いよね。
都会とビルに疲れ、一休憩を入れたあと、久々にレコードでも見に行こうと、これまた大都会新宿まで。
最近の自分の流行は久々ジャズ。
もうさすがにクラブジャズなんかは聞けないんだけど、今の気分としては(渋谷FMで特集も組んだけど)ピアノの響きが美しいジャズ。
踊れなくたっていいじゃないか。Bill Evansなんかに代表される、どこか屈折しているけど、切なくも美しいジャズを求めて。
新宿でジャズと言えばHAL’s Records。
中古盤専門店でレコードを漁るなんてホント久々。
ましてやHAL’sとくれば自然と目は輝き、手はさくさく動く。
この店の人は本当に親切に色々教えてくれる。
ジャズの店にありがちな若者への上から目線など一切なく、こういう音を探してると明確に伝えることができれば、親身になってレコメンドしてくれる。
こういったコミュニケーションは、どんなにネットが進歩しても超えることができない、何者にも代え難い人と人の触れ合い。
便利良いのが全て良い、簡単なのが全て良いという訳ではないというのを改めて考えさせられました。
そのかわり久々今日はしこたま買い込みました。
久々だから、そして持ってないものが沢山、そして良いものも沢山あったのでしょうがないですね。
これが自分の肥やしとなって、良い音楽を作っていけたらいいですね、というかきっとなります。
また時間ができたらレコードハンティングに行こうと思いました。
今日買ってきたレコードを聴きながらこれを書いています。
なんと至福の時間なのか!
こんな時間を頂いて、またこんな素晴らしい音楽に出会わせて頂いて感謝してます!ありがとう!