0

エグベルト・ジズモンチ・コンサート

本日1年ぶりの来日になるジスモンチのコンサートへ。
会場は初めて行く紀尾井ホール。
昨年の感想はこちらをクリック。
さて今回は前回と違うところが数点。
まずは今回追加公演を含め4公演と拡大。
そして何より今回(といっても今日だったんですが)、オーケストラとのジョイントコンサートまでありました。
オーケストラコンサートと名付けられた本日の公演。
競演は東京フィルハーモニー交響楽団。
昨年のソロコンサートに感動しまくっただけにどういったものになるか楽しみ。
入り口でベースの杉本さんとオレペコの一馬君と合流。
前回は最後尾だったのに今回は最前列!
のっけからテンション上がります。
まずは東京フィルがジスモンチの曲を演奏。
まだまだぎこちない感じ。
そしてピアノが真ん中に移動して御大の登場!
ところが、あれ、あれれというまに前半戦終了。
ゆるいフレーズのときはいいんですが、細かいフレーズのときにまだ統一感がなくって少し乗り切れず。
さすがに皆まだ固かったのかな。それでも超一流の演奏を見せる皆。
オーケストラは総勢30人以上いたかな。
演奏というのは数が増えれば増えるほど難しくなっていく。
そりゃ大勢の個性のぶつかり合いだし、大勢のテンポ感をマトメていかなければいけないからね。それは自分が良くわかっているつもり。
そうこう考えてるうちに休憩終了して第2部へ。
まずは御大のギターソロ曲が2曲。
目の前で演奏する御大の姿にうっとりしているとオーケストラが登場。
前半の不安がよぎり、どうなることかと思っていると、後半のテンションはバッチリ。
これぞオーケストラ!という演奏を聴かせてくれました。
それにしてもクラシックの演奏者は楽譜を追いながら演奏しているのに息がピッタリ合うのは凄いね。
指揮者が大きく指揮していても見えているんだろうか不安になった。
最近はジャズ系のミュージシャンとやることが多いので、色々と考えさせられた。
そしてあっというまに公演が終了。
アンコールなんてのはないのかな、というぐらいあっさりと皆帰る買える。
まぁあと3公演残ってますからね。
残りはジスモンチのソロコンサート。
7月4日の大阪と5日の東京追加分はまだチケットが残っているみたいですよ。
このレコメンド見てピンときた人は、騙されたと思って行ってみてはいかが!
感動というのはこういうことだと分かるはず。
そして音楽の本質は言葉では伝えることができないということも。
感動したものを言葉にする必要なんてないんだよね。
それは他人がどうだとかは関係ないということ。
自分が良いと思えば良いのであって、ものの善し悪しを他人が決めた尺度で計ることはないんだ。
長年の経験と鍛錬と想像力から湧き出てくるギターの演奏と、まるで子供が楽しそうに演奏するピアノの演奏。どちらも素晴らしい。
わたくしは7日のソロコンサートに行ってまいります。
またレポートすると思います。

ジスモンチコンサートについてはこちらをクリック。

久々今日の一品
ピーター・バラカン『魂のゆくえ』新装版(アルテスパブリッシング)
soulnoyukue私の音楽バイブルが遂に加筆されて復刻されました。
勿論加筆された分を読みたかったので買っちゃいました。
高校時代にこの本にどれだけお世話になったことか!
そしてピーターさんのラジオやテレビ番組からどれだけ良い曲を教えてもらったことか!
日本人よりも素晴らしい日本語を話されるピーターさん。
そして恐らくクラブミュージック以外の幅広い音楽をご存知のピーターさんが紹介するソウルミュージックの歴史と名盤の数々。
丁寧に親切に、ディスクもなるべく今手に入るものを紹介されてます。
ある意味CALMの音楽を形成する一つの要素ではないだろうか。
一つだけ愚痴を言えば、ピーターさん、クラブミュージックも捨てたものではないですよ。CALMみたいな音楽だってあるのだから!(と少し挑戦的ですみません)

calm

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です